分かりにくいスライドにさようなら『外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック』
概要
本書は、見た目を整えるテクニックに留まらず、「なぜそのように作るべきなのか」という本質から、グラフやチャートの具体的な作成方法、そしてスライドを極限までシンプルにするためのヒントまで、豊富な事例と共に解説されています。 情報を伝えるビジネスパーソンなら押さえておきたい、スライド術が満載の一冊です。
本書のポイント
なぜ?がわかる、論理的で説得力のある解説
「この場合は棒グラフが良い」といった結論だけでなく、「なぜなら、こうしないとこう伝わってしまうから」という理由や、人の認知のクセまで踏み込んで具体的に解説されているため、一つひとつのテクニックに深く納得できます。 例えば、「円グラフでは細かい差異を認識できない」といった指摘や、「『数年前と比べて売上高が急増した』ことを伝えるなら、初年度と最新年度のデータだけで十分」といった具体的な改善例は、すぐにでも実践できるものばかりです。
明日から使える、実践的なテクニックの宝庫
本書では、すぐに使える具体的なテクニックが満載です。 ・メッセージは2行以内、文字サイズは12ポイント以上 ・タイトルのないグラフやチャートは作らない ・使用する色は3色まで ・引き算の考え方で、不要な情報を徹底的に削ぎ落とす このような点を念頭に作成していくことで無駄のないスライドができるはずです。
最後に
本書は、プレゼン資料の作成に苦手意識を持つ若手社員から、より説得力のある資料作りを目指す中堅・ベテラン社員まで、すべてのビジネスパーソンにおすすめできる一冊です。ぜひ、シンプルな伝わるスライド作成に役立ててください。






